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音楽について

つりビットの山下達郎「踊ろよ、フィッシュ」カバー、良いよね

「釣り」をコンセプトに去年デビューした5人組アイドル"つりビット"。

その最新シングルがあの山下達郎の名曲「踊ろよ、フィッシュ」(1987)をカバーしたというから驚きだ。しかも聴いてみたらバカに良い。いや、原曲のバケーション感もありつつ、アイドルとしてのキュートさを強調させるアレンジもあって、これがなかなかクセになりそう。

 

小林克也の紹介でラジオから流れてくるシーンから始まるMVも実に夏らしい。

 

このつりビットVer.では前嶋康明による編曲が特に輝いてると思う。元々の名曲をカバーする、それもアイドルが、という触れ込みだけでかなりのハードルだと思うけど、ここでは「アイドルだからこそ」の優位性に加え、純粋にこの楽曲に対する愛情が垣間見えるのがその輝きの理由だと思う。 

ちょっと調べてみたらキンモクセイが2004年発売の3rdアルバム『NICE BEAT』の初回限定として同曲をカバーしているとのこと。ちらは原曲に近いアレンジでありながら、ボーカル伊藤の伸びのある声がまさにこの曲のためにあるかの如く爽快に歌い上げられている。

 

 

 

踊ろよ、フィッシュ(初回生産限定盤)(DVD付)

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NICE BEAT(初回生産限定盤)

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アイドルが過去の名曲をカバーするのは珍しくないし、むしろ 歌が上手いとされる歌手がその声やパフォーマンスに合わせてアレンジし直したカバーよりも楽曲本来のコンセプトを抽出することで、リスナー、原曲、アイドル含め全方位的にウィンウィンな関係性をもたらすこともできるんですよね。

 

もちろんカバーに意味を見出すのもアリだと思うし、ネタ先行でパフォーマンスすることで+αな効果が生まれる場合もあります。もうアイドルのストーリー性も過度期を超えてきていることも含めて、このつりビットの達郎カバーはとても痛快にも見えてきます。

 

最近では他にもSMAが新たにプロデュースする7人組アイドル”アイドルネッサンス”がBase Ball Bearの「17才」をスタンダードにカバーしたことも、個人的には物語性の向こう側に行こうとする、何か2014年らしい展開にも感じました。

 

 ベボベの持つ甘酸っぱさがリアリティーを持って歌われると新鮮ですね。

 

ジャニーズだって最初は先輩グループのカバーが多く、ロックバンドだって好きなバンドのコピーバンドを始まりとしている場合もあります。ジャニーズは特殊な例かもしれないけどバンドやシンガー、アイドルなどは全世界共通で何かしらのカバーから人気に火が付く場合があります。物語を超えた部分での、次の時代感を掴むためのストーリーテラー的な役割としてカバーソングが機能していくのも面白いかも...